【海外散歩】サンフランシスコに滞在③ <麺>
ハンバーガーやステーキ、イタリアンにフレンチ。数あるサンフランシスコの「食」の中でも、一番の流行食は「ラーメン」。どの店も行列ができ、グルメなサンフランシスコワーカーの舌を唸らせています。どうせサンフランシスコ来たんだから、ラーメン以外・・と思いながらも思わず立ち寄ってしまいます。今回は、サンフランシスコ周辺で食べ歩いたラーメンをご紹介。
俺ん家ビヨンド ★★★☆☆
ミッションエリアにあるラーメンショップで、豚骨をベースにしたラーメンや塩ラーメンが食べられます。もちろん、完全菜食主義のビーガンに向けたラーメンも提供しており、人種思想関係なくラーメンを楽しむことができます。ラーメン以外にも、海外生活では懐かしく感じるいわゆる「居酒屋メニュー」が充実しており、唐揚げや出汁巻卵など、酒のつまみも揃ってます。全体的にフツーの味ではありますが、ラーメンとして十分美味しく食べられて、何よりも「空いてます」。待つことなし。星3つ。
【住所】174 Valencia St,SanFrancisco 【価格】$13.3
ラーメン凪 ★★★★☆
サンフランシスコから南へ車で30分ぐらいにあるパロアルトにあるラーメンショップ。本店は新宿にあるらしく、堂々の海外進出。その先が「Palo Alto」というのがまた渋い。サンフランシスコではなく、Appleのお膝元のパロアルトでラーメンを提供しています。本来は魚介出汁がメインのお店のようですが、アメリカの豚骨ブームに乗っているのか、豚骨出汁がメイン。大人気になっており、連日行列の超満員で、ランチでも30分〜60分は待つのを覚悟しなければいけません、、並んでる間に麺の太さや固さ、トッピングを選ぶ仕様になっており、日本のラーメン屋のようなオペレーション。味は少し塩味が濃い(というか、アメリカの味付けは全体的に塩気が強い)ですが、麺と魚介スープがしっかり絡んで美味い。店も今年できたばかりで新しく綺麗なので、星4つ。
【住所】541 Bryant Street,Palo Alto 【価格】$13.5〜
Hinodeya ★★★★☆
サンフランシスコのジャパンタウンで営業するラーメンショップ。こちらも日本で展開しているラーメン屋で、海外進出。ひっそりと静まり返ったジャパンタウンで唯一行列のできる人気店。豚骨ラーメンが多いサンフランシスコにおいて、カツオだしの魚介スープで勝負しています。お味は、醤油と魚介スープのバランスが良く、なかなかに美味。星4つ。
【住所】1737 Buchanan St, San Francisco【価格】$14〜
Ippudo 一風堂 ★★☆☆☆
ダウンタウンのど真ん中に居を構える一風堂。言わずと知れた、日本でも有名な博多豚骨ラーメンの店ですが、サンフランシスコでも大人気。場合によっては1時間以上待たされることもあるとか。それぐらい人気の一風堂ですが、日本の味を知っている筆者からすると、「塩辛い」。もちろん、アメリカ人の味覚に調整していると思うのですが、それにしても辛い。ただ、「バリカタ」と書いた箸入れが可愛くてインパクトがあるので、星2つ。
【住所】 18 Yerba Buena Ln, San Francisco 【価格】$14〜
結局、満点と言えるラーメン屋は無いわけで、オークランドやバークリーも視野に、今後も探し続けたいと思います。
【海外散歩】サンフランシスコに滞在② <美術館>
サンフランシスコには数多くのアートショップが立ち並び、自宅のインテリアとしてアートを楽しむ方が多い印象。また、MoMAを始め、数多くのアートミュージアムがあります。今回は、立ち寄ったアートミュージアムを3つご紹介。
Legion of Honor 最高!リージョンオブオナー
ゴールデンゲートブリッジに程近い静かで小高い丘の上にある美術館(地図で言うと、サンフランシスコの左上の方)。ボザール様式と呼ばれるヨーロッパの古典建築で、建物の一つ一つが丁寧に作られており、歴史と伝統を感じさせる美しいデザイン。サンフランシスコの美術館の中で、最も洗練された美術館だと思います。
展示作品は、日本人にも馴染みのある印象派の作品(ルノワールやモネの睡蓮など)が展示されてるほか、日本ではあまり見ることのできない「ラ・トゥール」の作品も2点ほど展示。現存する作品数が少ないことや、光と影を巧みに描く画法から、フェルメールと比較されやすいラ・トゥールですが、実物を見るとなかなかに感動ものです。その他、ロダンの彫刻が数多く展示されており、美術館の中心に位置するロダン彫刻展示室は必見。展示物を包み込むように自然光が入るよう天窓が設計されており、美術館独特の静けさも相まって、非常に素晴らしい空間を演出しています。
そして何よりお得なのが、入場チケットがゴールデンゲートパークにある「デヤング美術館」と共通チケットになっており、1枚のチケットで2つの美術館をはしごすることができます。
【所要時間】1時間〜1.5時間 【入場料】$15
de Young 難解!デヤング美術館
リージョンオブオナーのチケットで入館することができるゴールデンゲートパーク(地図で言うと、サンフランシスコの左の方)内に佇む「デヤング美術館」。1894年開催の万国博の際に建てられたファインアートビルディングを利用して建てられた美術館で、主にアメリカンアートを展示。美術館の向かいにはカリフォルニア・サイエンスセンターがあり、公園内で最も人が行き交うエリアに建てられています。
展示は、絵画からモニュメント、骨董品まで様々な種類のアートが展示されており、タイプが多過ぎて見所満載。特に、ネイティブアメリカンアートとしてのインディアンのアートは難解。見る人によって感想が異なる面白い美術館です。絵画だけでは満足できない人にはピッタリ。そして、先述のリージョンオブオナーとは全く趣の異なる展示のため、この2つの美術館をはしごすることで、アートを満喫することができます。もうお腹いっぱいです。
【所要時間】2時間〜3時間 【入場料】$15
SF MoMA 間違いなし!SF MOMA
デザインハウスやPinterstなどのTech企業の本社があるSOMA地区(South Of Market)(地図で言うと、サンフランシスコの右下の方)にあるサンフランシスコ近代美術館。ガイドブックにも必ず掲載されている、見やすく、かつデザインに優れた建物でアート好きには外せないスポット。2016年にリニューアルオープンしたばかりで、20世紀以降の近代アートが数多く展示されています。7階まで展示があり、非常に多くのアートを所蔵している大型ミュージアムです。
目玉はアメリカのポップカルチャーに欠かせない、アンディウォーホールのアートで、フォトグラフを起点にしたアートが数多く展示されています。その他、モニュメントアートや謎のマイケルジョーダンとバブルス君の彫像など、絵画を基本に、写真から彫刻まで、様々なアートを展示。1日で全てを見て回るのも大変なほどの展示量で、Sightglass Coffeeも入っているため、カフェで一息つき、1日中アートを楽しむことができます。
【所要時間】3時間〜4時間 【入場料】$25
以上、3つの美術館をご紹介。あまり知られていませんが、共通券で2度美味しいリージョンオブオナーとデヤング美術館のアートはしごはオススメ!是非、サンフランシスコで有意義かつ贅沢な1日を。
【海外散歩】サンフランシスコに滞在① <街並み>
<はじめに>
2018年の9月から3ヶ月間、サンフランシスコに滞在してみました。その際に見たもの、感じたことを、まずは書きまとめていきたいと思います。
<街並み>
1850年代にゴールドラッシュで多くの労働者がなだれ込んできた街。高層ビルが立ち並ぶダウンタウンから、中国人が住まうチャイナタウン、日本食マーケットもあるジャパンタウンに、ロシアンヒルまで、人種のるつぼと言える、多民族多国籍な街です。
そのため、街並みも多種多様。
シリコンバレーの一角をなし、twitterやUberを始め、多くのテックカンパニーが本社を置く街ですが、SalesForceタワーのような近代的な高層ビルだけでなく、古き良きアメリカを感じさせる建造物も多々残り、異国情緒も感じることができます。
あと、坂道が異常に急です。渋谷どころじゃ無い、坂の厳しさ。この坂の中での坂道発進、縦列駐車を可能にするサンフランシスコ民の攻めるドライブテクニックは半端じゃない。といっても、たまに追突して揉めてる光景も見かけます。
<お気に入りの場所①>
そんなサンフランシスコの中でも、最もお気に入りの場所は「Fort Mason」。Fort Mason自体はガイドブックにもあまり掲載されず、見るべきものも少ない港ですが、ここからゴールデンゲートブリッジを見るのが、何とも心が安らぎ、気持ちが良いです。ダウンタウンから車で10分。たった10分で、都会から静かな海までアクセスできます。この、都会と自然が融合されている部分もサンフランシスコの魅力です。
<お気に入りの場所②>
もう一つは「Alta Plaza Park」からの景色。
ここも地元の方が通う公園ですが、サンフランシスコの中でも高台に位置し、街を一望することができます。ダウンタウンからは車で15分くらいでしょうか。ここも観光地では無いので、なかなか行く機会が無いとは思いますが、滞在できる余裕がある方は、是非行ってもらいたい場所です。住宅の高さ制限のある街なので、高台からであれば遠くまで見通すことができます。
まだまだ伝えきれない街並み。
こんな感じで、少しずつ、街並みや魅力を紹介していきたいと思います。